KALS 九州アメリカ文学会

THE KYUSHU AMERICAN
LITERATURE SOCIETY

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PUBLICATIONS

出版物紹介

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出版物紹介

藤野功一 編著
アメリカン・モダニズムと大衆文学―時代の欲望/表象をとらえた作家たち( 金星堂、 2019年)

二〇世紀前期から中期にかけて、大衆市場とマスメディアが急速に拡大するなか、アメリカのモダニズム作家たちはどのように大衆文学の要素を取り入れ、時代の欲望/表象を捉えようとしたのか。本書は、この問いから出発して、ガートルード・スタイン、F・スコット・フィッツジェラルド、アーネスト・ヘミングウェイ、ウィリアム・フォークナーといったアメリカン・モダニズムの作家たちの作品と、これらのモダニズム文学から大きな影響を受けたジェイムズ・エイジー、リチャード・ライト、ラルフ・エリスンの作品、そしてこの時代に作家としての成功を目指しながら、高い評価が与えられないままに現在に至っている女性作家のゼルダ・フィッツジェラルドの作品を考察した論集である。

序―アメリカン・モダニズムと大衆文学のつながり(藤野 功一)/1. ガートルード・スタインとセレブリティ・モダニズム(早瀬 博範)/2. ゼルダ・フィッツジェラルドの決定不可能なテクスト―「百万長者の娘」のモダニズム性(高橋 美知子)/3. F・スコット・フィッツジェラルドと第一次世界大戦―大衆性・アイロニー・モダニズム(千代田 夏夫)/4. 優生学とヘミングウェイ―人種的レトリックの「大衆」戦略(中村 嘉雄)/5. メディアへの愛―ミドルレッド・ギルマンの『ソブ・シスター』とウィリアム・フォークナーの『サンクチュアリ』(藤野 功一)/6. フォークナー再売り出し―『ポータブル・フォークナー』成功の意味(樋渡 真理子)/7. 「大衆」とフォト・テクスト―ニューディール、エイジー、文化の政治学(塚田 幸光)/8. 人種を語る自伝的言語の構築―『ブラック・ボーイ』/『アメリカの飢え』における「リチャード・ライト」の位置(永尾 悟)/9. ラルフ・エリスンのモダニズムと大衆文学・文化(山下 昇

Koichi Fujino, Studying and Teaching W.C. Falkner, William Faulkner, and Digital Literacy: Personal Democracy in Social Combination (Lexington Books, 2017. xi + 248 pp. $100.00)

This book explores ways to study and teach the literary works of William Clark Falkner and William Faulkner to ESL students in today’s digital environment. Through these activities, ESL students are expected to comprehend the literature of the American South as the cultural phenomenon that is connected to their own social formations.